ニセコフットパス協会会長の工藤達人（くどう たつんど）さんにお話を伺いました。

工藤さんは、ニセコアンヌプリ国際スキー場のペンション街で設立された「ポテト共和国」の初代大統領でもあります。

ニセコ町に移住後、工藤さんは「プチペンションドンキー」をオープンし、ペンション経営を行う中で、閑散期をどう過ごすかを考えるようになりました。そこで、ペンション街の有志メンバーで集まり、そのような時期に自分たちは何をしたら良いかを話し合うようになりました。話し合いを重ねる中で、ペンション街エリアのPR活動を始めることとなり、やがてペンション街は「ポテト共和国」として一体となり、ニセコ町の魅力発信や自らの暮らしを豊かにするための様々な活動を行うようになりました。

工藤さんは、「北海道には色々な地域にたくさんの魅力があるのに、まだあまり知られていない。その地域が声をあげて人の流れを作らなければならない。」と力をこめます。ペンション街の活動においては、お客さんに単にサービスを提供するのではなく、ペンション街のメンバー自身が楽しいと思うことを行うことが大切、と話します。その地域に住む人自身が北海道を作っていく。その思いの下、さまざまな取り組みを率先して実践してきた工藤さんが、自分自身のこれまでの人生、これからのことについてお話ししてくれました。