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松田啓志さん・ありささんに聞く、古着の”Comfy”な楽しみかた
2025.03.14 | 暮らし
ニセコではまだまだ寒い日が続きますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?雪国の冬の暮らしでは、とにかく寒さをしのぐことを考えがちで、なかなか都会のような軽やかでオシャレな装いをする機会が減ってしまいますよね。そんな雪国暮らしの皆さんに、新しい服飾ライフのご提案です!
今回は、ニセコエリアでオシャレな古着を販売している「Comfy」(コンフィ)の松田啓志さん・ありささんご夫妻に、古着の魅力やニセコならではの古着の楽しみ方について教えて頂きました。
「冬のニセコでオシャレはできる!?」
古着屋「Comfy」のロゴマーク
お二人が営む古着屋の店名になっている”Comfy”という言葉は、日本語で「快適な」「心地よい」「気楽な」といった意味があり、その言葉の通り、お店ではカジュアルで気軽に楽しめるような古着を取り揃えています。これまで、ニセコ中央倉庫群の旧でんぷん工場を中心に不定期でお店を営業し、ニセコ町内外のさまざまなイベントでも出展してきました。
啓志さん:
“ニセコの冬は、防寒目的のシャカシャカ系(ナイロンなど)の服を着ることが多いので、冬場に着るものはみんな同じようなものになってしまう気がしていて。外出するときは基本的に皆さん車移動だし、出発地から目的地まではドアトゥドアだから、寒いのは一瞬。だったら、でかけるときは本気の防寒服じゃなくて、オシャレなものを着たらどうだろう?って思うんです。スキーウェアみたいな本気の冬服は除雪作業のときに着て、それ以外のときはオシャレな服を楽しんだらいいんじゃないかな。”
啓志さんの軽快なトークに笑いが巻き起こります^^
確かに、言われてみればそうかもしれません。都会の暮らしでは、外を歩いて移動する機会が多い一方、北海道では、外の寒さは厳しいけれど建物の中はあたたかいですよね。なんだか冬場もオシャレしたい気持ちがわいてきました!
「ニセコの秋冬におすすめのコーディネート」
せっかくの機会なので、今回はComfyで販売しているお洋服を使ってニセコライフにおすすめのコーディネートを教えていただきました!まずは啓志さんからの提案で、カジュアルなアウターとスウェット(トップス)を使ったアウトドア系のコーディネート。オフホワイトのレトロなロゴ入りスウェットにカーキのジャケットで落ち着いたアメカジスタイルに。「車移動なので、車内や屋内で着るにはこのくらいの服装で快適に過ごせると思います!」とのことでした。
折り返した袖と襟元のカラーがポイントになっていてオシャレです!
Comfyでは、ニセコエリアで暮らす人が好んで着そうな、カジュアルなデザインの洋服を選んで買い付けしているそうです。こちらのコーディネートも、チャレンジしやすくてニセコの自然の景色に合いそうな組み合わせですよね。
お次はありささん提案のコーディネート。グレーのパーカーにネイビージャケットを合わせて、ちょっぴりスポーティーさのあるゆったりとしたカジュアルスタイル。ボーイズライクな着こなしがお好きな女性などにピッタリですね!ありささんにこのコーディネートのポイントをたずねたところ、「誰でも着られるところ!」とのことでした(笑)
お二人が並ぶと雰囲気がピッタリ!息が合ってますね♪
Comfyで取り扱っているアウターやスウェットは、それぞれ合わせて1万円以内に収まる商品もあるとのことで、聞いたところによるとこの価格は(洋服のメーカーや状態などのスペックを踏まえて)古着業界では破格な方なんだそう! 手の届きやすい価格で提供したいという、お二人のあたたかい心配りが感じられます。
「衣類のメンテナンス方法について」
意外と考える機会が少ないのが、古着のメンテナンス方法。古着を長く着ていくにあたってのポイントを聞いてみました。
ありささん:
“古着でよく気になるのが、ホコリのにおいです。においがひどいものは、着始める前に一度洗濯することをおすすめします。それから、袖口は毛玉ができやすいので小まめに取り除いたり、スウェットの裾や首元などにはふいに穴ができることがあるので、自分で刺繍をしてリメイクするのもオススメです!”
スウェットの袖に空いた穴を刺繍でカバー。このクマちゃんはありささん作。刺繍が施されたことで商品がより可愛くなりました!
なるほど、単純に元の形に戻すだけでなく、自分のアイディアと工夫でより古着を魅力的にしてしまおう!という方法もあるのですね。古着だからこそ思いつくアイディアなのかもしれません。Comfyではこれから古着のリメイクも行っていきたいとのことで、Tシャツとスカートつなぎ合わせてワンピースにしたり、古着のTシャツを使ってバッグを作るなど、さまざまな商品づくりにチャレンジしています。古着はオシャレな着こなしができるだけでなく、エコでサステナブルなファッションなんだなと改めて考えさせられます。
ありささん:
“そもそも古着は、すでに前の持ち主がたくさん着て洗濯しているので、素材として強いということなんです。買い付けの段階でしっかり形が残っている古着は、ある程度何をしても大丈夫(笑)あえてボロボロに着ていった方が、古着として良い味が出てくるものもあったりします。”
啓志さん:
“自分一人で使い古していくのと、色んな人が着込んで古着になっていくのでは、感じ方がちょっと違う気がするんですよね。今までたくさんの人が着込んできた古着は、前の人がどんな風に着ていたのかというストーリーを感じられて嬉しい気持ちになりますね。”
古着を長く着ていくためのメンテナンス方法や工夫がありながらも、年を経て古くなっていく過程そのものを楽しむという捉え方もあるんですね。さまざまな楽しみ方ができる古着の世界、奥が深いです!
「Comfy立ち上げの想い」
そもそもニセコや後志エリアでは古着屋さんという存在自体がとても珍しいですが、松田さんご夫妻にComfyのお店の特徴やComfyらしさについて聞いてみました。
啓志さん:
“Comfyのお店の特徴の一つは、自分たちで一点一点洋服を買い付けしているところ。どこの国で生産されたものか、いつ頃に作られたものかで洋服の耐久性やクオリティが変わってきたりもするので、そういったところも見て選んで買い付けをしています。お客さんから「こんな服がほしい」といった要望があれば、希望に合わせて商品を探してくることもあります。”
“元々Comfyは、アウトドアファッションの古着を販売したいというところからスタートしたのですが、有名アウトドアメーカーの服は古着でも値段が高くて手が出しにくかったりします。自分たちの売上を上げることよりも、まずは皆さんに古着を楽しんでほしいという気持ちが強いので、なるべく価格を安くして提供して、地域のお客さんに手軽に楽しんでもらえたらいいなと思っています。”
お笑いコンビのようなやり取りをする一場面も(笑)
ありささん:
“ネットショッピングが普及してきた今、Comfyではネット販売は行わずに、店頭のみで販売しているのも一つのポイントかもしれません。古着はその性質上、汚れや傷があったりするので、ネット販売だとそこが上手く伝わらずにトラブルになることもあるんです。実際に手に取って見てもらったうえで購入していただくのがいいのかなと思います。あとはこの人(啓志さん)のおもしろトークが聞けるのも店舗販売ならではのおすすめポイントですね(笑)”
Comfyのコンセプトや販売スタイルは、お客さんの気持ちに寄り添うことをベースにしながら、地域の人たちとの交流を楽しんだり、お店もお客さん側も気持ちよく取り引きできるような仕組みになっているようです。これからもぜひ、そんなあたたかい古着屋さんがこの地域で続いていったらいいなと思います。これまでニセコ町内や近隣地域のイベントでお店を開いてきたお二人ですが、Comfyは今後も引き続き不定期で出店していくそうなので、詳しくはSNSで情報をチェックしてみてくださいね!
「おわりに」
今回お二人のお話をうかがった際に、啓志さん・ありささんそれぞれがお互いの認識を自然に共有し合っているのを感じて、仕事の面でもとても素敵なパートナーシップを築かれていることが伝わってきました。終始笑いの絶えないなごやかな雰囲気のインタビューで、とても楽しくお話を聞かせていただきました。筆者も何度かComfyで買い物をしたことがあるのですが、その時の筆者の髪型やムード、元々の性格や(ちょっとクセのある)好みなどをお二人は敏感に感じ取って理解してくれて、的確なアドバイスやぶっちゃけトークなどもしていただき(笑)とても居心地の良い空間でcomfyな買い物ができたな〜と思い出しました。またお店が開かれる機会があれば、ぜひ足を運びたいと思います♪
変な顔で笑いかけてくる啓志さんとそれを見て笑うありささん(笑)
【松田啓志さん・ありささんプロフィール】
▪️松田啓志さん
札幌市出身。大学卒業後、札幌で大手靴販売店に勤務。その後退職しワーキングホリデーで1年ほどカナダに滞在。日本帰国後は、ニセコ町地域おこし協力隊としてありささんと共にニセコ町に移住し、ニセコ駅前にあるコワーキング・イベントスペース「ニセコ中央倉庫群」の配属の下で活動。協力隊卒隊後は引き続き同施設に勤務し、現在は館長を務めている。
▪️松田ありささん
岩見沢市出身。フラワーショップ、アパレルショップでの勤務経験を経て、啓志さんが務めていた靴販売店で3年ほど勤務。啓志さんがカナダから帰国したのち、ニセコ町地域おこし協力隊として啓志さんとともにニセコ町に移住。地域の学童施設「ニセコこども館」で活動し、卒隊後はニセコ町子供未来課の配属の下、集落支援員として活動している。
Comfy インスタグラムページ(アカウント名:comfyniseko)
https://www.instagram.com/comfyniseko/
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