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「ニセコミライ」とは?(ラジオ)
2024.08.09 | 暮らし※こちらの記事は、ニセコのコミュニティFM「ラジオニセコ」で2024年7月27日(土)に放送された内容を元に作成しています。
(MC:ラジオニセコ局長・宮川博之。パーソナリティー:(株)ニセコまち・田中健人。)
「ニセコ『ミライトーク』」!!第二回目のテーマは「ニセコミライについて」でした。ニセコミライができた経緯、解決したい地域課題、目指すビジョン等をお届けしました。
ニセコミライは新たな住宅地というだけでなく、地球環境に配慮した建物と社会課題解決のコンセプトが大きな特色です。計画の段階から多様な専門家が参加し、現在できる限りの工夫が至るところに施されています。
短期的な利益ではなく、ハード面・ソフト面ともに永続性を求めた計画であることが持続可能な町づくりのモデルケースとなることを期待できます!
リスナー・町民の皆さんにニセコまちを身近に感じていただき、意見交換の場にしていきたいので、ご感想・ご質問をお待ちしております^^
目次
暮らしの課題解決から生まれた「ニセコミライ」
ニセコ町は2010年代から慢性的に住宅が足りておらず、部屋数が多く広い家に1人か2人で住んでいるといった住宅のミスマッチも多いという課題がありました。移住先、あるいは住み替え先がない中で、従来型のまちづくりではなく、経済・社会・環境の軸で、社会課題を解決する次世代型のモデルをつくろうとして、ニセコミライの計画がスタートしました。ニセコミライには400名程度が住む計画ですが、これだけの人数が暮らせる広さとなると運動公園付近に候補地が限られ、現在の立地になりました。
今後の開発スケジュール
今年の春に第一棟目となる分譲住宅とソーラーカーポート(太陽光パネルと蓄電池を備えた駐車場)が完成し、実際にニセコミライで暮らし始める人が出てきました。現在は、町民・子育て世帯優先の分譲住宅と待望の賃貸住宅の工事を行っており、それぞれ今年の冬には完成する予定です。来年以降も分譲と賃貸住宅を1棟ずつのペースで整備を考えています。
住宅と世帯のアンマッチを解消し、住宅不足対策
例えば、家族が多いため広い家に住んでいた方が子どもが巣立った後は家を手放し、ニセコミライの賃貸に移り住む。そして、手放した家は広い家を求めるニセコに移住したい方に貸したり、譲ったりすることができると思います。そのため、ニセコまちは現在の持ち家についても相談に乗っていきます。
最大400人が住むまちを想定していますが、外から移住される方、町内で住み替えをされる方、幅広い世代やバックグラウンドをお持ちの方が混住する多様性に富んだまちを目指しています。
光熱費を抑えて豊かな生活
ニセコミライのモクレニセコ分譲A棟は、オール電化で冷暖房・給湯も全て電気。電気代は固定料金で、夏も冬も毎月9500円です。豪雪地帯では考えられない程の低価格です。今冬に完成する町民優先の分譲棟と賃貸棟でも同程度のエネルギー支出を想定しています。
光熱費を抑えて、可処分所得(使えるお金)が多くなるまちづくりも目指したいです。地域内での買い物や飲食が増えるという経済循環ができればと考えています。
地方の課題である地域医療・交通手段・買い物への対応
これらはニセコミライに限らず各地方の共通課題で、大きな病院やスーパーを誘致するような従来型の解決方法は現実的ではないと思います。
代替案として、医療では遠隔受診をし近隣の薬局で処方薬をもらえば、通院頻度を減らすことができます。車がない方には乗り合いを促したり、買い物は定期的に移動販売がきて、歩いて買い物ができる取り組みもしていきたいです。また、現在EVのシェアカー1台を取り入れており、こちらも利用できます。自家用車の2台目は、シェアカーを使用することも考慮できます。
★「ニセコ『ミライトーク』」の放送時間は、毎月第2・4土曜日の午前8時30分~8時45分の15分間。期間は来年3月末までです。皆さんのご聴取とご意見・ご感想をお待ちしています^^