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「ニセコミライ」における集合住宅向けホームエネルギーマネージメントシステムの共同実証試験について

北海道電力株式会社と株式会社ニセコまちは2021年に包括連携協定を締結し、次世代に向けた「世界基準の持続可能なまちづくり」の構築に取り組んできました。

 

この度、北海道電力株式会社、株式会社Haiot(ハイオ)および株式会社ニセコまちの3社は、「ニセコミライ」において、「集合住宅向けホームエネルギーマネージメントシステム(以下、HEMS※1)共同実証試験」を開始します。本実証試験の期間は本年夏から2年程度を予定しています。

 

本実証試験は、高断熱・高気密な集合住宅に太陽光発電設備、エアコンやヒートポンプ給湯器等の省エネルギー設備および蓄電池・EV等の蓄エネルギー設備を設置し、街区全体での設備運用の最適化や卸電力取引所で取引されるスポット市場価格を想定する“変動型電力料金単価”等に基づく自家消費・蓄エネルギーの最適制御などの試験をニセコミライ居住者のご協力をいただきながら実施するものです。

 

再エネポテンシャルが高い北海道においては、中長期的に再エネ出力制御の増加が見込まれている中、エネルギー地産地消推進等により再エネを有効活用することが重要です。今回の集合住宅向けHEMS実証試験を通じて、ユーザのコストメリットを確保しながらCO2削減と再エネ有効利用促進による電力需給の安定を可能とする「最適なHEMS制御」や「新たなサービス・料金プラン」に関する知見を獲得してまいります。

 

※1;HEMS(ホームエネルギーマネージメントシステム)

主に住居内で使用している機器の運転状況を把握するとともにリモート制御等を行うシステム。当該施設における運転実績や天気予報等から電力負荷を予測するとともに、市場連動型等の電気料金やエコキュート等の貯湯スケジュールを考慮して居住者の介在を極力省いた自動制御を行う。

 

 

【HEMS共同実証試験における各社の役割】

北海道電力株式会社:ヒートポンプをはじめとする機器の設置方策等、積雪寒冷地の知見を提供

株式会社Haiot:集合住宅向けHEMSの構築

株式会社ニセコまち:本実証試験を含む事業の推進

 

【各社概要】

北海道電力株式会社
創立:1951 年
本社:北海道札幌市中央区大通東 1 丁目 2 番地
代表者:代表取締役社長執行役員 齋藤 晋
URL:https://www.hepco.co.jp
事業内容:電力・ガスの供給とともにエネルギーに関するソリューションサービスを展開。「カーボンニュートラル 2050 への挑戦」を掲げ、再生可能エネルギー導入拡大や泊発電所の活用に加え、水素・アンモニア利活用などにも取り組んでいます。

株式会社 Haiot(ハイオ)
創立:2022 年
本社:東京都港区虎ノ門 4-1-28 虎ノ門タワーズオフィス 19 階
代表者:代表取締役 今泉 太爾
URL:https://haiot.jp/
事業内容:居住者が快適かつエネルギー効率の高い暮らしを実現するために、IoT 技術を活用して最適なエネルギー消費を一般化するサービスを提供。

株式会社ニセコまち
創立:2020 年
本社:北海道虻田郡ニセコ町字富士見 168 番地 2
代表者:代表取締役 髙橋 守
URL:https://nisekomachi.co.jp/
事業内容:持続可能なまちづくりを目指す SDGs モデル住宅地ニセコミライの構築及び運営、高性能集合住宅のプロデュース、脱炭素社会の実現に向けた計画策定等のコンサルティングサービスに取り組んでいます。

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