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改修工事のポイント!

新事務所改修

こんにちは!㈱ニセコまちです。

運動公園の管理棟を事務所としてお借りすることになりました!
「断熱改修を実施して、どれだけエネルギー消費を抑えて、快適にできるか!?」、これに目下、挑戦中です!

前回の記事では、建物のエネルギー性能を調査した結果、あまり性能が高くないことがわかりました。
今回は、エネルギーがロスしている部分=エネルギー性能を向上させるためのポイントについて書いていきます。

添付の左のグラフ(用途別エネルギー需要)を見ると、暖房に大きなエネルギーが必要となるのがわかります。
既存の建物では、断熱と気密の性能が高くないので、冬の厳しいニセコでは、かなりたくさん暖房しなければいけません。
そして、右のグラフ(部位別の熱損失)を見ると、どこからエネルギーが逃げているかが分かります。
もっとも大きいのは窓とドアの開口部で、全体の熱損失の半分を占めています。続いて、換気(13%)、そして外壁(13%)です。

1.窓とドアの開口部

現状の窓は、外側にシングルガラスのアルミサッシ、内側にシングルガラスの樹脂サッシが入っています。
いわゆるダブルの構造ですが、壁には少なくとも断熱材が10センチ入っていますので、それとの比較では約7倍も熱が逃げやすくなっています。
窓がこの建物の最大の弱点だと言えるでしょう。

しかも今回の建物は、管理棟として運動公園を広く見渡せるよう、窓の面積が大きい!
見晴らしは確かに良いですが、これも断熱性能の低下につながっています。

同様に入り口のドアもシングルガラスとアルミで出来ています。風除室もなく、非常にお寒い玄関回りです。
ちなみに、ここの管理棟は、冬場は閉鎖されており、雪が積もり、パークゴルフ場や野球場が雪に覆われる期間は、利用されることはありませんでした。
しかし、私たちはここを冬場も利用するので、より高い建物性能を必要としています。

また、中間期であっても肌寒くなってくると、暖房で温めている部分と冷気が入ってくる部分が混在して、部屋の温度にもムラがでるので快適性も損なわれてしまいます。

2.換気

現状の換気システムは、3種換気になっています。
これは、機械で室内の空気を排出し(換気扇)、穴が開いているだけの吸気口から外の空気が直接入ってくるものです。

夏であれば暑い湿度を含んだ空気を、冬季であればマイナスの外気をそのまま室内に取り込みます。
これが、暖房の負荷に影響を与えています。

また、ニセコ町は自然が豊かなのであまり気になりませんが、花粉や自動車の粉じんなどの侵入も気になりますよね。
ここでの対策も改修では考えてゆこうということになりました。

3.壁と天井、床

現在の建物では、壁に約10センチ、屋根裏、床下の基礎にはそれぞれ約15センチのグラスウールという断熱材が入っています。
この建物を建築した当時は標準的な仕様だったと思いますし、前述したように窓と比べるとエネルギー性能は高いです。
しかし、現在の新築時にはそれ以上の断熱をすることが一般的ですから、さらに断熱性能を高めたいと考えました。

このように今回は、エネルギー性能評価から見えてくる改修のポイントについて記載しました。

エネルギーロスの傾向を可視化することができると、改修に取り組む優先順位(1位:開口部、2位:換気、3位:天井と床、外壁)が見えてきたと思います。

それでは、次回からここでの対策を検討していきます!
お楽しみに!

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